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潔 世一役・浦 和希さんのロングインタビューを
2週に渡って公開!今回は前編をお届け!

潔 世一役の浦 和希さんのロングインタビューを2週に渡ってお届け!
今回は潔 世一の魅力や本作品の注目ポイント。さらに潔を演じる上でも、声優としても大切なポイントを語っていただきました。

【演じてみて感じる潔 世一の魅力を教えていただけますでしょうか?】

浦さん:
簡単な言葉で言ってしまうと潔は“主人公”なんです。他の誰よりもフィジカルがあるというわけでも、凄く癖が強いわけでもないんですが、彼を軸として話が進んでいくので、この作品を読む上で絶対に無視できない存在です。『ブルーロック』の読者は部活でサッカーをしている中高生の男の子が多いと思うんですが、そういう子たちが自分に重ねられるような等身大の高校生というのが一番の魅力だと思います。

【潔を演じる上で心がけていることはありますか?】

浦さん:
一番自分の中で大事にしたいなと思っているのは〝エゴ″と、潔じゃない芝居はしないことです。作中で潔たちは〝エゴ″をむき出しにする瞬間がありますが、アニメの映像に負けちゃだめだなと思っています。そこは音響監督の郷(文裕貴)さんと一緒に「僕はここまで出して良いでしょうか?」、「ここは一歩引いてシチュエーションにあわせて」といったことをディスカッションしながら演じています。

【物語が進むにつれて、潔の性格はどんどん変わっていきますよね。】

浦さん:
(登場キャラクターの中で)一番変わっていきますね。僕の勝手なイメージではありますが、変わっていくにつれて陽キャになっていくんです(笑)。1話で吉良(涼介)くんと話した時は割とタジタジといいますか「あの吉良涼介だ」「それに比べて俺なんかただの一高校生だから」というスタンスだったと思うんです。蜂楽(廻)や(糸師)凛たち、U-20日本代表の皆と出会って自信がついていき、それがプレーにも反映されていると思うので、見ていて楽しいです。潔 世一の物語を追っていけるような、そんな魅力があると思います。

【(音響監督の)郷さんからは何かオーダーがあったんですか?】

浦さん:
以前、ティザーPVを録らせていただいた時に〝エゴ″の話をして、「思い切りエゴを出したいので殺し屋の気持ちで。この一言で相手は死にます。それくらいの気持ちを込めてやってください」って言われて、「あれ?これサッカー作品だよな?」って思いました(笑)。

僕も潔を演じるのが初めてだったので、まず「殺すってなんだろう」と思いながら演じていました。激情して殺すパターンと冷静になって殺すパターン。どっちなんだろうと考えた時に、どちらかというと気持ちは激情ですが、キャラクターとしてやるなら冷静なんです。だからそこを上手くマッチさせるのが難しかったです。

 【本作品の注目ポイントを教えていただけますでしょうか?】

浦さん:
やっぱり〝エゴ″です。原作を読み返しながら考えてみたのですが、やっぱりこの作品の主軸は〝エゴ″なんです。社会を生きる上であまり必要ないものかもしれませんが、潔たちがサッカーをやる以上、チームでの戦いではありますが、1人のサッカー選手としても生きていくわけです。そうなった時にただ周りにあわせているだけではダメなんだなと。

それってすごく声優に繋がるなと思います。それこそ僕は空気を読めないのに読もうとするタイプだったんですが、『ブルーロック』を読み始めたくらいから「そんな役者人生じゃ、面白くないな」と感じ始めました。それに色んなスポーツや仕事をされている方にも皆さんプライドがあって、そのプライドって〝エゴ″に繋がると思うんです。それは時には抑えなければいけない時もありますが、でも大切にしていかなければいけないと教えてくれた作品です。

【TVアニメの放送に向けてファンの皆様へ一言お願いします。

浦さん:
『ブルーロック』は原作が本当にすばらしい作品で、とてつもない熱量を読んでいても感じるような作品です。その熱量をアニメスタッフの皆さま、声優陣、全員で力をあわせてとんでもなく熱い作品を作ろうと思っております。ぜひ皆さんもその熱量を感じて色んなことにチャレンジしてもらえたら僕としては『ブルーロック』に出演していて嬉しいなと思います。ぜひ放送を楽しみにしていてください。

後編は1月26日(水)18時に公開予定です。
お楽しみに!